Profile


こんにちは。田舎起業家の富澤奈美です。

千葉県大多喜町に暮らし「田舎で起業する。」をテーマに、田舎でどんな仕事ができるのか。好きな仕事で起業する。を自ら実践!仕事も遊びも、田舎だから贅沢にできる事を発信していきます。
分かりやすい肩書きを付けようと思い「田舎起業家」と名乗ることにしました。

ブログでは、小商いのノウハウ、地域ネタ、趣味の田舎クッキングや畑しごとなどの情報を発信していきます。

個人の情報発信はソーシャルメディアでもやっているので、よかったらこちらでもどうぞ!
・Facebookページ:『富澤奈美の田舎の生活』

・Instagramページ:『@yamanekoruna』

個人から会社へ 会社沿革  (2023年2月3日更新)

2015年 個人事業主として 「山里のかき氷 山猫」 滝見苑売店にて 7月23日オープン

2017年 大多喜ハーブガーデンにて出店営業 5月〜8月まで

2018年 ごりやくの湯 バーベキュー場へ移転 個人事業主から法人化

2019年 9月の大型台風の水害にて 店舗の土台が流され解体となる

2020年 滝見苑売店にて 出店営業 8月〜12月まで

2021年 新店舗 「山里のジェラテリア 山猫」 に屋号を改名 

      ジェラート専門店を立ち上げる。

2023年 2号店 山猫茶屋 観光に特化した飲食店とかき氷のお店 3月オープン予定

富澤 奈美 経歴

富澤 奈美 (とみざわ なみ)
1973年2月19日生まれ

富澤奈美はこんな人生を歩んで、今に至ります。
やや長い経歴ですが、よかったらお付き合いどうぞ。

東京都三鷹市生まれ。一人っ子。東京都板橋で育ち、中学から埼玉県川越育ち。

短大卒業後、私立幼稚園教諭として3年就業。

その後、他の世界も経験したいと外資系美容関係の会社に入る。

「美容は食べるものから作られる」という考えの元、健康セミナー講師や個人アドバイザー兼任。

この頃、会社のトレーニング研修部門の自己開発セミナーにはまり、23歳〜29歳まで、米国、国内能力開発研修会社のプログラムを個人的に受講しまくる。その中でもアチーブメント株式会社の研修が、今も私の源となっています。

なぜ?セミナーにはまったのかと申しますと、もともと独立精神が強く、いつか起業したいと思っていたからです。どんな自分になれば、思い通りの人生が送れるのか、心底興味がありました。

その頃、美容関係の仕事で学んだ知識を使い、エステスクールを経営すると決めていたのです。

もっとも為になった講座は、戦略的目標達成プログラム『頂点への道』。この講座は、目標を設定する技術から、達成するための具体的な戦略の立て方、実行する上での時間管理技術まで達成力を総合的に高めていくことに焦点を絞っています。人生設計を立てる感じですね!

又、『リードマネージメント』は、組織として成果を出していく為のリーダーとしての在り方、考え方、導き方など、従来良いとされていた、ボスマネージメントからリードマネージメントへシフトしていくきっかけとなった講座です。

29歳の時、さあ!独立するぞ〜!と思った矢先。。。父からの電話で、

あと半年でお店が潰れると告げられる!

父は、私が中学生の頃、脱サラをし、飲食店(居酒屋)を経営していました。

その居酒屋が赤字続きで、あと半年で潰れるを言うのです。

皆さんだったら、どうしますか?

私の決断は。。。

では、私が居酒屋を継ぎましょう!!

となりました笑(今だから笑える)

もちろん、エステスクールの経営は断念!居酒屋経営になってしまいました。。。

父は、サラリーマン時代は、建築の設計士でした。夢のマイホームを自分で設計したい!を実現したのですが、自宅のローンが2,500万も残っていました。また、お店の保証金1,000万も入っているし、このままお店が潰れたら、夢のマイホームも無くなり、1,000万も帰ってこない。そして、借金だけが残る。それはあんまりにも可哀想って思ったのですね、娘として。

どうせ、借金が残るなら、赤字をゼロにした方が早いと思ったんですね〜単純に。

どうして赤字なのか。。。を検証しつつ、メニューの差し替え、接客、など原因とされる事を改善、1ヶ月で赤字をゼロにしました。

6年で売り上げを4倍にし、お店は繁盛店と成長。祝前日は予約が取れないお店となりました。

お店の売り上げがピークに達した頃、お店を売却する事を決意!(居酒屋は5年だけやると決めていたから)

居酒屋で純利益3%が普通!のところ、8%まで利益を拡大!

この利益×3年が、お店の価格になります。(税理士に決算書3年分を提出し資産する)

結果3,600万の売却値段がつきました。そして私の年収は、1,000万円でしたので、オーナー利益が加われば、2年で元が取れる事業になります。普通、ここの時点で売却するのは、もったいないと考えると思いますが私は、違いました。売れる時に売ってしまいたい。と思ったのです!

売却したお金はすべて両親に振り込み、私の仕事は終了!やっと居酒屋から解放されました。

どうやって、赤字をゼロにし、繁盛店にしたのか。これを話し出すと長くなるので、いつかブログにて書きたいと思います。

37歳で結婚する。

お友達の紹介で知り合ったのが、今の主人ですが、結婚もあり、居酒屋さんを売却する事ができました。

私の両親、働かなくてもお給料がもらえる環境(赤字の貧乏生活はどこいった〜)にいましたから、結婚でなければ売却に賛成しなかったと思います。私にとって結婚は、両親の職業から解放される良いきっかけとなったのです。

ですが〜お嫁に行く先が、ど田舎!なんと旅館経営。。。かなり悩みました。

実は、私。。。。田舎が大嫌いだったんです。

発想の転換 田舎=別荘生活

ある人から、『都内まで1時間半でいけるし、別荘生活と思えば優雅じゃない!』と言われ、

そうか、確かに空気も美味しいし、飼い猫のルナちゃんには絶好の環境!と納得し結婚しました。

旅館 渓谷別庭 もちの木 若女将になる

結婚し、引っ越しをした3日目にして、旅館を手伝うことに。。。

商売をやっていたから気になるんですよ。オペレーションが。。。全然スタッフが足りてない〜

意地悪なお局仲居がいたりして、これぞドラマの世界か〜と思いましたね笑

なんで新婚なのに旅館を買うかな〜!!!!!!!!!!!!!

立ち上げって、本当に大変なのを身をもって経験した私にとっては、なんで今の時期?って思いましたね。

そう、主人が買ってしまったのです!

嫁に来たからには、すべてを経験しないとと仲居からフロント業務、企画運営、すべてを1年で経験し、立ち上げの激務を経験(またか。。。)1日16時間のハードな業務に休暇なし。そんな生活を3年頑張りました。

努力の甲斐もあり、今では渓谷別庭 もちの木は、経営も安定し、じゃらんの評価4.8を頂くまでになりました。こちらのお宿、かなりリーズナブルなのに、懐石料理が1品づつ提供されます。お料理が美味しい!は私の一番の願いなので、ここだけは譲れないポイント。仲居さんも優しくて、心地よいです。

立ち上げ3年、頑張りすぎたので、ひとまず休憩期間をいただき、やっと自宅から旅館の行き来しかしてない生活にピリオド!初めての主婦をやってみたいと言う私の願望に主人が付き合ってくれました。

晴れて主婦になる!

わーい!自由になったー!と思った矢先。。。

もともと、田舎嫌い。。。田舎で何する?といきなり思い始めました。

そうだ!田舎を好きになったらいいんじゃないか。。。と考えるようになり、

農業スクールなんて行ってみよっかな〜とネットで検索していたところ

隣町のいすみ市で、四季を通して学べる農業&マクロビ料理教室なるスクールがあることを知ったわけです。

これだ!!!!!!

と思い早速申し込み!!

その名もサスティナブルスクールです。

いろーんな体験をしました。プログラムはこんな感じ!

プログラム内容

4月 ~野草料理~農作業~種まき~・醤油仕込み・味噌仕込み

5月 豆乳ヨーグルト作り・甘酒作り~豆乳ヨーグルト、甘酒を使った料理~簡単ポットラック作り、
田植え、餅つき・蜂蜜採取・ミツロウクリーム作り

6月 梅収穫、梅仕事・納豆作り~梅干し、梅酢を使った料理~
田んぼマッサージ

7月 梅干土用干し・テンペ作り・塩麹作り~麹を使った調味料を上手に使う~
大豆種まき・(発酵学「味噌」)

9月 草木染め〜稲刈り・藁細工〜納豆作り

10月柿酢作り・洋服作りチクチクの会~、aerthオーブンピザ作り、みんなで考えたマクロビ料理発表会~
エバレットブラウンのチベット体操、卒業パーティー

参加しているのは、20代後半〜30代後半までの女性。私以外は独身!

4月の自己紹介の時、どんな思いで参加したのかを話す場面で

みんな「自然の中で、四季折々のあるもので、手作りして暮らすサスティナブルな生活が理想です。」
と答える中、

私  「田舎が嫌いで、私にも田舎を好きになれる要素があるのではないかと発見できたらと思い参加しました。」
と答えるという・・・

まぁ、そんな人が参加しているなんて、予想もつかないですもんね。みんなドン引きですよ!

そんなこんなで始まったスクールが私の人生を大きく変えるきっかけになったのです。

そんなにかき氷が好きならば、かき氷屋さんやってみれば?

サスティナブルスクールで、地元の農家さんとお知り合いになったり、自然栽培を知ったり、田舎の食材で酵素ジュースを作ったりしているうちに、千葉には豊かな食材がたくさんあるんだな。と気がついたのです。

そして、かき氷の食べ歩きが趣味だった私は、この食材を使って、自分で美味しいかき氷の蜜を作ってみようという思考に変わっていきました。自宅の庭には、梅がたくさんなり、すべてタダ!こんな自然が豊かで、食材がタダ同然で手に入るんあんて、なんて贅沢なのかと思ったのです。

そんな時、主人が突然言いました。

「そんなにかき氷が好きならば、かき氷屋さんをやってみれば?」と言ったのです。

正直、主婦業に飽きていまして、子供がいないので育児もなし。かなり時間を持て余していました。

ずーっと何か仕事を立ち上げたいと思っていたので、いきなりテンションが上がったのを覚えています。

そして「山里のかき氷 山猫」をオープンすることになったのです。

2015年山里のかき氷山猫をオープン!

準備期間約1ヶ月半!

6月初旬にかき氷屋さんをやろう!と決めて、7月23日にオープンしました。

HP作成、ロゴ作成、チラシ作り、店名刺、農家さんを周り食材探し、写真取り、メニュー作り、店舗作り、のれん、のぼり、などなど、すべてを1ヶ月で用意しました。

我ながら集中力が半端ない!と自画自賛!

やりたいことって、どんどんアイディアも出てくるし、楽しい!

ここで元の自分に元どおり!

やっぱり私は、お仕事をしていることが私らしいと気がつきました!

コンセプトは、千葉県産にこだわり、できるだけ無農薬で作る。体に優しいかき氷を提供する。

と決めました。千葉には、こんな珍しい食材があのね。と知ってもらいたいという願いもあり、地域起こしに少しでも役に立てればと思っのも動機の一つです。

場所は、主人の経営する旅館の売店です。滝のすぐ上にあり、絶好の場所でした。

そう、急な階段を登って、大汗をかいたところに売店があるのです。

そんな場所にも助けられ、営業は7月中旬から8月までにも関わらず、

1年目は、2,689個、2年目は5,623個のかき氷が売れました。

テレビ取材で取り上げられたり、雑誌で千葉のかき氷特集に連載されたり、色々と宣伝していただき、少しずつ知られていくようになりました。

野菜ソムリエ認定かき氷屋になる。

2017年には、野菜ソムリエ協会より認定かき氷屋の称号をいただきました。

野菜が大好き過ぎて、2014年に野菜ソムリエの資格を取得し、地域の美味しい野菜の美味しさを伝えていきたいと思っていた私にとって、かき氷を通じて野菜のアピールができることはとても幸せなことなのです。

そうだ!!今年は「野菜ソムリエ氷を開発しよう!」と思いついたのです。

かき氷マニアの中では、野菜のかき氷は、あんまり珍しくないのですが、田舎では少し斬新だったようで、野菜ソムリエが作るかき氷としてメニューに出すと、少しずつ注文が入るようになりました。

とうもろこし、トマト、落花生、かぼちゃ、枝豆、グリンピース、じゃがいも、さつまいもなど野菜かき氷をお出ししています。

野菜のメニューが5種類以上あるという条件と野菜ソムリエがいるということ、いろいろ基準がありますが、野菜ソムリエ認定かき氷屋さんになりました。
今年2017年は、大多喜ハーブガーデンに拠点を移し、地域の方との交流も出来る環境は、とても新鮮でした。幕張メッセへの出店も決まり、外に出向いて行く機会も増えていきました。チャリティーイベントも開催したり新たな試みでイベント企画も楽しんでいます。

2018年 個人事業主から会社組織に変更いたしました。

有限会社 フルフィルアセンション

フルフィフルとは、英語でfulfill (fulfil) 果たす、実行する、達成する、満たす。という意味を持ちます。fulfillを使うよくある表現

fulfill one’s dream   夢をかなえる
fulfill one’s duties   義務を果たす、任務を果たす、職責を果たす
fulfill one’s obligations   義務を果たす
fulfill one’s responsibility   責任を果たす

アセンションとは、良い意味で「大きな変化」であり、“上昇する”という意味があります。

これは、魂の世界でいうレベルアップの意味とされていて、常にチャレンジし続ける。

夢を叶える為に、実行し達成し、チャレンジし続ける会社。という意味になりますね。

どんな事を成し遂げたいのか?

コンセプトは、田舎をおしゃれにデザインする会社です。

千葉県大多喜町の観光町づくりを目的とし、「地域活性化」のためにわくわくドキドキを追求し実現していきます。

2019年は、地元活性化のイベント「大多喜宇宙フェス」も開催いたします。

大多喜町の魅力を発信していきます。

2019年の富澤奈美もどうぞ宜しくお願いいたします!

※定期的に更新していくので、続きをお楽しみに。

↓2023年更新

長らくプロファイルの更新が途絶えてしまいました。

2019年から2023年まで、本当に激動な3年間でした。

山猫は、2015年に開業して早8年目になります。振り返れば、苦労話が絶えない山猫ですが笑 
無事に2023年を迎える事ができ、感謝の気持ちでいっぱいです。

今までの一番の大事件は、
なんと言っても、あの台風ですね。
2019年の台風直撃3回!
川の氾濫からの店舗の地盤は流され、結局は再建不可能で解体となったことでしょうか…

その後、コロナの時代に突入。ここで、ガラッと時代が変化したと実感しました。

2020年は、営業をするところがなくなってしまい、途方に暮れているところに、

主人が経営する旅館の売店がコロナで運営していないので、場所を貸してくれるということになり、賃貸でなんとか営業ができました。

そして、やっとやっと、粟又の滝入口の土地を会社として取得し、新店舗をオープンできる運びとなりました。田舎企業は、小さく始めることを推奨していますが、こんなに移転を繰り返しながら続けてこられたことは、奇跡に近いのではないでしょうか。

私の事業の進め方は、小さい投資で初めて、その年の全ての利益を、次の年の店舗や企画に投資することです。だから、毎年少しずつ、利益も増えていきます。増えた利益は、次の年の投資に使います。

スタッフの作業が楽になり、効率がアップするように、機材を導入していきます。

そして念願の!!自分の店舗が〜ついに〜オープンすることになりました。

今までの私の人生を振り返ると、家業の赤字経営をマイナスからゼロにして、事業を軌道に乗せる。ことしかやってきていないので、自分でやりたいことを事業として形にできるという経験は、初めてで、やっと夢が実現した瞬間でした。

2021年4月 新店舗「山里のジェラテリア 山猫」と屋号も変更し、ジェラート専門店をオープンいたしました。もちろん、かき氷で起業した山猫ですから、かき氷も期間限定4月〜10月で営業しています。

かき氷屋からジェラート屋さんへ 


あれから早3年!

2023年3月11日 2店舗目となる店舗がオープンいたします。

店舗名は【山猫茶屋】ちょっとレトロで和風なイメージ。田舎っぽくてお食事もできて、茶屋だからスイーツもあるイメージです。
こちらは、かき氷営業でも使える店舗になります。
かき氷店舗の引越しは、これで5回目。
毎年場所が変わるジンクス。
これで終わりにしたいものです。

場所は、滝見苑 1階 です。売店だったところを、賃貸でお借りして。全改装をいたしました。

もともと、こちらの新店舗は、
観光名所でもある粟又の滝にお食事をするところがない問題を解決することを目的としています。私の中では、またまたチャレンジ案件です笑

こちらの山猫プロデュースの飲食店ですが、養老渓谷名物になるようなメニューを考え、
季節によって、温かい物、冷たいもの。
と、季節感のある食材で作ります。

毎年、違うかもしれないし…
人気になったメニューは継続するかもしれないし。
とにかく、店主が
“こんなのあったらいいな”
を形にして行く新しい型のお店にしたいと思います。

またまた2023年も新企画満載です。
今からドキドキしていますが、
山猫のコンセプトは、開業当初から変わらず

“地産地消の知られざる食材を探して
なるべく農薬を使っていない、
農家さんの顔が見える野菜や果物を使いたい。”

この想いをブレることなく突き進みます♡

時には、収穫からすることもあります。
時には、朝取りを現地まで受け取りに行き
鮮度をそのままに、すぐに持ち帰り仕込みをしたり。
果実は、完熟まで待って収穫してもらう。
野菜は、収穫する成熟度までお願いをする。

すべて田舎だから出来ることです♡
山奥で真面目に美味しいものを提供したい。
シンプルにそれだけ。
ジェラート、ソフトクリーム、かき氷、飲食店、表現はさまざまなですが、千葉を丸かじりした気分になるお店を目指します‼︎