ソルベ部門 世界9位

2026/01/18

🇮🇹
イタリア4日目。ボンジョルノ。


なななんと——
ソルベ部門 世界9位
いただきました🙌


この言葉を、
こんな場所で、
こんな形で聞く日が来るなんて、
正直、想像していませんでした。


出品したジェラートは
「大多喜町名産・食香バラとローゼル」


扱いが難しくて、
何度も
「本当にこれで行くのか?」
と自分に問い続けた素材です。


今回はコンテスト用に、
レシピを一から作り直しました。
りんごをベースに、
壊して、迷って、また作り直して。


最後は、
「これ以上触ったら壊れる」
その一歩手前で、手を止めました。


薔薇とローゼル。
この味が、
この香りが、
本当に伝わるのか。


正直、五分五分。


だから結果を聞いた瞬間、
嬉しさより先に
肩の力が抜けました。


——あぁ、
ちゃんと届いたんだ、って。


何より嬉しいのは、
大多喜町の名産が、世界で評価されたこと。


実はこれ、
大多喜町の町長が進めていた
町おこしプロジェクトの一環。


正直、
この薔薇がどれほど香り、
何がそんなに良いのか、
町の人にはピンときていませんでした。


でも私はただ一人、
「さすが町長!目の付け所が違う‼︎」
と大絶賛👏


薔薇の苗が小さい頃から大切に育て、
朝5時に摘み取り、シロップにする。


その想いを信じて使わせてもらえたから、
最後の最後まで調整しきれました。


その全部がなければ、
この9位はありません。


簡単な挑戦じゃなかった。
でも、だからこそ、
この結果は
静かに、深く、胸に残ります。

このジェラートは、
一人で作ったものじゃない。
そう思えることが、
いちばんの誇りです。
ありがとうございました。



——でも、
SIGEPは始まったばかり。

明日は
健康志向ジェラートの表彰式。

今回は、
審査員の前で
「なぜこれが健康志向なのか」を
言葉で説明する
スピーチがあります。

味だけで伝えきれない部分を、
どう補足するか。
それもまた、試されどころ。

どうなるかは、わからない。
けれど、
ここまで来たなら、
考え抜いた背景ごと、
きちんと差し出すだけ。

挑戦は、
まだまだ続きます。

受賞作品は、帰国後、
1月24日(土)〜26日(月)の営業日に
店頭にて販売いたします。
お楽しみに❤️🌹

イタリア3日目〜ボンジョルノ

2026/01/17




さあ、今日からSIGEP開幕。
いよいよ本番です。



時差ボケのため、23時半に寝て夜中の2時起床🤣
でも、今回はこれが正解。

なぜなら、
コンテスト提出用ジェラートの最終調整が4種類。
朝5時から準備を始めて、気づけば9時半。4時間半、ノンストップ。

イタリアで真空パック機も調達し、
クーラーボックスも完璧。
準備は、抜かりなし。

ミックスをギリギリまで調整さて、
すべて真空パックしてクーラーボックスへ。

会場に着いてから、
出品ジェラート10種類をエントリー。
容器を受け取り、バタバタしながら
カタブリガの製造室へ。

1時間で 5種類作る計画。
周囲からは
「それは無理でしょ」
という声。

…でも、
ちかさんの神がかった手際で、全クリア。
やっぱりプロのパティシェは違う。
このコンビ、間違いなく最強。

写真は、
製造中にカメラを向けられて
余裕ゼロでも、反射的にポーズ(笑)
カタブリガのスタッフも本当に優しくて、記念に一枚📸

1日目にして確信。
「1時間で5種類、落とせる。」

さぁ、明日は
ソルベの表彰式。

結果はどうなる?
最後まで、全力で。

乞うご期待🔥

イタリア2日目〜ボンジョルノ

2026/01/16




明日から始まる大会に向けて、
今日は準備デー。

出品ジェラートに使う
オレンジ🍊とレモン🍋を求めて、
地元の八百屋さんへ。
皮を使うから、もちろん
無農薬・ノンワックス・新鮮第一が必須。
どれが該当するか店員さんに確認してくれる、まどかさん、さすが👏

野菜好きにはたまらない夢の空間で、
ルッコラ、ロマネスコ、チコリ、
マッシュルーム、洋梨、ザクロ…
ついつい買い込みすぎる。
朝はモリモリ野菜サラダに生ハム、
パン+チーズ+ベリー。
これだけで幸せ。

そして、エアビーあるある発生。
大きめキッチン&バスタブ付きが条件なのに、バスタブの栓が閉まらず
お湯が溜まらない🛁
寒いリミニでこれはツラい…
結局、栓を買いに行くことに。
お湯は出るけどチョロチョロ。
まぁ、イタリアだからね。
お湯がぬるいのしか出ないよりマシ‼︎

移動して、巨大ショッピングモールで
ジェラート材料の買い出し。

牛乳・35%生クリーム・アーモンドミルクを買うはずが、なぜかワイン、ビール、生ハム、お惣菜の方がたんまり。

気づけば14時。
急いで宿に戻り、ジェラート製造。
・大多喜町のバラとローゼルのソルベ
・健康志向ジェラート
・自由部門ジェラート
の3種を仕込み完了!

夜は歩いて行ける
魚介メインのレストランへ。
とりあえず乾杯🍻
赤ワインは、地元リミニの
サンドベージェ。最高〜

前菜を食べながら明日の打ち合わせ…
が、ここでイタリアあるある再び。
会場スケジュールの確認電話、
折り返しなし。
結果発表の日程も書いてない。
日本ではありえないけど、
ここはイタリア。
日常、段取りはない。
これがイタリア。笑

というわけで、
明日の朝すべて確認してから
スケジュール決定となります。

レストランの後は、ジェラート屋さんへ。
どぉしてもイタリアジェラートの甘さを
確認したくて。
やはり、甘すぎ〜
分かっていたけど…
さらにホットチョコレートまで出てくる☕️
でも、夜10時なのにお店は大賑わい。
さすがイタリア。

うーむ、
甘さの落としどころに悩む😕

今ここです。

いよいよ明日から
SIGEP、始まります。

イタリア ボローニャ到着

2026/01/15


さてさて、やっと到着〜!

イタリア🇮🇹リミニで開催される
SIGEPジェラート大会に出場するため、
本日 朝3時起き‼︎
4時に家を出発。

8時30分、羽田を離陸✈️
そこから長〜い移動で、
約14時間後にイスタンブール到着。

乗り換えも無事クリアして、
オレンジ🍊生搾りジュースで一息。
とりあえず乾杯🤣

さらに2時間半後、
イタリア🇮🇹ボローニャ到着🙌



今回は
パティシェのちかさん @chiiko0513
イタリア在住27年の通訳・まどかさんが全日程同行してくださいます。
写真は、最強チーム3人です。



安心・安全・無敵💪

ボローニャからシャトルバスで移動し、
宿到着は23時到着。
体は意外と元気!逆に眠れない…

明日は
牛乳🥛・生クリーム・アーモンドミルク・オレンジ🍊
などを買い出しして、
現地でジェラートの仕込み開始!
キッチン付きエアビーで準備万端。
ジェラート大会への道、
まだ始まったばかり。

2日目に続く🐾🍨

ジェラート協会公認マエストロとして表彰

2025/12/11

先日、ジェラート協会の総会・授賞式、そして20周年記念の懇親会に参加してきました。
その場で、ジェラート協会公認マエストロとして表彰していただきました。

お隣に写っているのは、ジェラート世界大会の優勝者であり、現在は世界大会の審査員も務める 柴野大造会長。 @taizo_shibano
2026年のSIGEPには、日本代表として出場される、本当にすごいお方です。

さらに、歴代マエストロコンテスト優勝作品の試食もできて、学びと刺激の連続。

そして私自身もようやく出場権をいただき、来年2026年、日本のマエストロコンテストに挑戦します。

ジェラート協会に参加すると、世界が一気に広がります。

全国で頑張っているジェラテリアの仲間にも出会え、視野がどんどん開けていく感覚。

“日本から世界へ” が、ただの言葉じゃなく、手を伸ばせる距離になってきました。

そして柴野会長には、2026年SIGEP世界大会(テーマ:アーモンド)に向けて、レシピづくりの貴重なアドバイスをたっぷり。

審査員としての視点だからこそ聞ける言葉ばかりで、目から鱗が落ちっぱなしでした。

「まずは参加すること。それがスイッチになる」
この言葉は、これからの指針になりそうです。

SIGEPは、イタリア・リミニで行われるヨーロッパ最大級の国際展示会。
@sigepworld
大会は 2026年1月16〜20日。
もうすぐそこ。
昨日レシピを固め、材料の手配も済ませました。

今回のテーマは、
イタリア 🇮🇹 × 日本食材 🇯🇵
もっと言えば、
イタリア × 養老渓谷。

大多喜町の名産品、
食香薔薇(しょっこうばら)とローゼル。
この2つは絶対に使いたい。

世界の舞台に立つなら、私自身の“根っこ”も一緒に連れていきたいからです。

そして最近思い出すのが、ケンタッキーの創業者・カーネルサンダースさんの話。
彼は60歳を過ぎてから起業し、90代まで現役で働き続けた人。
遅いスタートでもいい、年齢は関係ない。
“やる” と決めた瞬間から人生は動き出す——。
その言葉を、今の自分に重ねています。

決して私は、裕福な家庭でもなく、コネもなく、ここまで来るのにずいぶん時間がかかりました。

でも今は、ようやく本当のスタート地点に立てたような感覚があります。
50代は、経験がすべて味方になってくれる一番いい時期だと思っています。

人生は、遊ぶように仕事をするくらいがちょうどいい。
真面目になりすぎず、冒険心と遊び心を忘れず。
本気でやれば、仕事はぐんと楽しくなる。
楽しくないなら、まだ本気じゃないのかもしれない。

わくわくとドキドキの波動を高く。
自分をご機嫌に保ちながら、ここからさらに挑戦していきます。

え?これ本当にキウイ!?

2025/11/30

おはようございます☀️
大変お待たせいたしました!
ついについに…
レインボーレッドキウイのソルベ、
お持ち帰りカップで登場です〜〜‼️🙌✨
(リクエストくださった皆さま、ありがとう…本当にお待たせしました!)

まずひと言。
これ、“キウイ”と思って食べると裏切られます。笑
トロピカル系のフルーツみたいな甘さに、
あとからふわっとキウイが香る感じ。

10月に山猫茶屋でかき氷としてお出ししたときは、
「え?これ本当にキウイ!?」「甘っ‼️」と
大バズりした子です。

しかも今回使っているキウイ、なんと…自家栽培。
植えてくれたのは、うちの旦那さん…
……の、お父さん。笑

「せっかく植えるなら普通のキウイじゃなくて
レアで甘〜いやつにしてよね?」とお願いしたら、選ばれたのがこの《レインボーレッド》🌈❤️



そこから5年…
待ったよねぇぇぇ〜😭
ようやく今年!なんと!80キロ収穫‼️
やっと!やっと!
山猫ジェラートにお迎えできました🍧✨

キウイって酸っぱいイメージがあるでしょ?
でもこの子、測ったら…なんと糖度 20.2。
甘い!とにかく甘い!
そしてほんのり赤い果肉でビジュアルまで可愛い😍

レインボーレッド自体、作ってる農家さんがとっても少なくて。
「じゃあもう、自分で作っちゃう?」という
軽いノリ(?)で始まった山猫のキウイ計画🤣🍃

あれから5年?
やっとお披露目できるこの喜び…😭✨

◯ 大多喜町産 自家栽培 #レインボーレッド ソルベ

今年の“山猫キウイ”初登場、
ぜひぜひ味わいにきてくださいね❤️🌈

塩キャラメル

2025/10/12

ねぇねぇみんな〜
ビターな塩キャラメル、もう食べてくれた?

最近の店主のドハマりフレーバー、
そう、それが――
\ビター塩キャラメル〜‼️/
この“ビター”が決め手なのよっ。
キャラメルを作るなら、
断然!ビター!一択!🔥

お客様からも

「なかなかここまでビターなキャラメルないから嬉しい!」

「キャラメル色した“ただ甘いだけのやつ”嫌なんです…これこれ、こういうの待ってた!」

なんて、ご感想を頂き〜
店主ニヤニヤが止まりません😏

でしょでしょ〜!
中途半端に甘いなら、いっそガツンとビターで行こうじゃないの‼️

特におすすめはコレ!👇
ソフトクリームとの相性が、もう…最高っ🤝✨
ぜひ試してみてね。

🎟ジェラートダブル(600円)のチケットで、
「ビター塩キャラメルとソフトクリームのダブルで!」
とオーダーしてみてください🐾

苦みと甘みのバランスに、
思わず「やるな、山猫…」ってなるはずです🤣

ジェラートマエストロ

2025/08/25

\ ご報告です /
日本ジェラート協会認定
「ジェラートマエストロ」
に合格しちゃいました👏✨

「ジェラートマエストロ」って、なんだか必殺技みたいな名前ですが(笑)
実は、日本ジェラート協会が認定する、とても難しい職人資格。

全国でもまだ80名ほどしかいなくて、そのひとりに山猫店主富澤も仲間入りできました。

筆記試験や衛生管理、素材への理解など…
まるでジェラート界の修行道場みたいなハードルをクリアして、ようやくいただける称号です。

その先にあるのは、安心して楽しめる“ほんもの”のジェラート。

\ ご報告です /
「ジェラートマエストロ」
合格しちゃいました👏✨
「ジェラートマエストロ」って、なんだか必殺技みたいな名前ですが(笑)
実は、日本ジェラート協会が認定する、とても難しい職人資格。
全国でもまだ80名ほどしかいなくて、そのひとりに山猫店主富澤も仲間入りできました。
筆記試験や衛生管理、素材への理解など…
まるでジェラート界の修行道場みたいなハードルをクリアして、ようやくいただける称号です。
その先にあるのは、安心して楽しめる“ほんもの”のジェラート。

山猫のジェラートには、素材の魅力と職人の情熱がぎゅっと詰まっています。

唯一無二の「山猫流ジェラート」。
ひとさじのワンスプーンから、みなさんに感動をお届けできたらうれしいです♡
そして、ここからが本番。
もっともっとジェラートに夢中になって、皆さまの日常にふわっと幸せの風を吹かせたい。
新しい決意とともに、山猫はこれからも突き進みます♡

帰れマンデー見っけ隊

2025/08/16

\ まさかの前代未聞⁉︎ /
みなさーん‼︎
なんと〜!
帰れマンデー見っけ隊のみなさまが 山猫に立ち寄ってくださいました🙌

予告の文章にもありましたが…
小杉さんが「全種類食べたい!」と唸る極上【ジェラート】に、
まさかまさかの——

伊達さんの口から飛び出した

「前代未聞なんですけど…」

「前代未聞なんですけど…」

2回繰り返してからの…

「おかわりしてもいいですか?」
🤣🤣🤣

いやいや、そんな嬉しい前代未聞あります!?

私はてっきり「道を聞かれるのかな?」と構えていたのですが、予想不可能のお言葉に舞い上がり、何を返したのか覚えていません。笑

さてさて、
どんな風に紹介されるのかドキドキ♡

📺オンエアは…
8月18日(月)夜7時〜✨
養老渓谷を舞台に、【ゆばの天ぷら】に【ざるうどん】、そして山猫の【ジェラート】まで!
涼と絶品グルメが大集合の回です。
ぜひテレビの前で「前代未聞のおかわり」シーンを一緒に笑ってくださいね〜!

【番宣より】
旅の舞台は、千葉県房総半島“涼”の名所【養老渓谷】。
川沿いの爽快感と過酷さが待ち受ける!?自然の中を歩きながら秘境グルメを探す旅!
ドラマや映画で大活躍中の俳優【玉木宏】が3度目の秘境バスサンドに参戦!
【サンドウィッチマン】【ブラックマヨネーズ・小杉竜一】【3時のヒロイン・かなで】
ぽっちゃりメンバー4人と共に爆笑珍道中を繰り広げます。
ハードな道中に出会ったのは、サクッと揚がった【ゆばの天ぷら】、つるりと喉ごしの良い【ざるうどん】、そして極上【ジェラート】!
小杉さんの「全種類食べたい!」発言に続き、伊達さんの“前代未聞のおかわり”も飛び出します。
ゴールは「滝の下に祀られる3体の神様像」。果たして無事に辿り着けるのか…!?
出演者:
MC:サンドウィッチマン
ゲスト:玉木宏 / 小杉竜一(ブラックマヨネーズ)/ かなで(3時のヒロイン)

10周年を迎えました

2025/07/24

おはようございます。

『山猫』は、かき氷から始まり、2025年7月23日に10周年を迎えました。

現在、ジェラートは始めて4年目を迎えます。
偶然か必然か。
その10周年目の日に、かき氷を始めたあの熱意を胸に、改めてゼロからジェラートに向き合う決意をしたところです。

かき氷は美味しいけれど、その場限りのもの。
「この味を家でも楽しみたい」「大切な人に贈りたい」というお客様の声から生まれたのが山猫のジェラートです。
かき氷が溶けてしまうからこそ、どこでも楽しめる形を模索し続けた結果です。

だからこそ、山猫のジェラートには常に“かき氷の味”が根底にあります。原点はかき氷です。
そして今、山猫は新たなビジョンを掲げ、ようやくスタートラインに立てた気がしています。

これからの未来がとても楽しみです。
もっと美味しいジェラートを、もっと日常の中に届けていきます。

もちろん、かき氷もこれからも末永くよろしくお願いいたします。

***

10年を振り返ってみると、
それはまさしく修行のような日々でした。

がむしゃらに、寝ずに頑張る💪
そんな毎日が続いていても、始めたばかりの頃は、体の疲れより「わくわく」が勝って、
アドレナリンで乗り切れてしまうものです。
若かったなぁ(笑)

今は、あれから10歳、年を重ねました。
さすがに昔のようには無理がききませんが、気持ちは今も変わっていません。

「なんでそんなに頑張れるんですか?」とよく聞かれるのですが…
答えはいつも同じです。

***

商売だから「お客様第一」とか、
ペルソナを決めて…とか、
いろいろなビジネスの考え方はあるけれど、
山猫・富澤流の原点は、とてもシンプル。

たとえば、子どもが「ママ〜見て見て〜」って
嬉しそうに見せにくるあれ。
あの感じとまったく同じです。

「わぁ、すごいね!」って言ってもらえることが、ただただ嬉しい。
その、とても単純な気持ちが、ずっと根っこにあるんです。

“誰かのために”という一方通行ではなく、
“喜びを分かち合いたい”という気持ち。

***

“誰かのために”という言葉は、たしかに素敵です。でも最近、ふと思うようになりました。

人を本当に喜ばせられるのって、
自分が夢中になっていることを
心を込めて続けているときなんじゃないかって。
そして、それを分かち合うこと。
それが私にとって、いちばんの喜びであり、自分の存在意義なのだと、はっきり思うようになりました。

***

かき氷屋『山猫』として歩んできたこの10年。
もちろん楽しいこともたくさんありましたが、レシピが決まらなかったり、思うようにいかなかったり、悩む日々のほうが多かった気さえします。

それでも続けてこられたのは、
いつも「自分が納得できるかどうか」を大切にしてきたから。

妥協しない。諦めない。
ただそれだけを信じてきました。

何度も自分の中の声が聞こえました。
「今まで頑張ってきたのに? ここで妥協しちゃうの?」って。

……まぁ、実際には、
仕込みが大変すぎて朝までに終わらなかったり、
「なんでこんなに面倒なメニューにしちゃったんだろう?」と
毎回ツッコミを入れたりして(笑)
それも、今となっては懐かしい思い出です。

***

でも今は、本当にありがたいことに、
優秀なスタッフたちが支えてくれています。

どんなに大変な仕込みでも、
みんなで助け合いながら乗り越えられるようになりました。
それだけでも、本当に幸せなことです♡

***

私にとって「かき氷」は
ただの甘い食べ物ではありません。

季節を感じたり、
誰かの記憶にそっと残ったりする、
そんな“小さな特別”をつくれるもの。

だからこそ、
「これだ」と自分が思えるものでなければ、お出ししたくないのです。

“誰かのために”ではなく、
“自分が心から好きで、つくりたいと思えるもの”を。

そうして生まれたかき氷のほうが、
なぜかちゃんと、お客様の心に届いている。そう感じています。

***

これからも『山猫』は、
かき氷とジェラートを通して、
自分の感覚と、季節の気配と、
そして小さなときめきを信じて、
ひとつひとつ、心を込めて、つくっていきます。

10年分の感謝を胸に、
また今日から、ここでお待ちしています。

***

あっ、ちなみに——

10周年だからといって、
お花やプレゼントはどうかお気遣いなく。

その分、ぜひ山猫で
かき氷やジェラートを召し上がっていただけたら嬉しいです。

(ちなみに、今回の写真に写っているお花も
「持ってこないでね」とお伝えしたのに、
わざわざ届けてくださったもの。
添えてあるコメントがまた素敵で……
本当にありがとうございます。)

***

最後に、もう一度。

この10年間、山猫を支えてくださったすべての皆さまへ。
心から、ありがとうございます。

これからも、どうぞよろしくお願いいたします。

—— 山猫 富澤奈美より