10周年を迎えました

2025/07/24

おはようございます。

『山猫』は、かき氷から始まり、2025年7月23日に10周年を迎えました。

現在、ジェラートは始めて4年目を迎えます。
偶然か必然か。
その10周年目の日に、かき氷を始めたあの熱意を胸に、改めてゼロからジェラートに向き合う決意をしたところです。

かき氷は美味しいけれど、その場限りのもの。
「この味を家でも楽しみたい」「大切な人に贈りたい」というお客様の声から生まれたのが山猫のジェラートです。
かき氷が溶けてしまうからこそ、どこでも楽しめる形を模索し続けた結果です。

だからこそ、山猫のジェラートには常に“かき氷の味”が根底にあります。原点はかき氷です。
そして今、山猫は新たなビジョンを掲げ、ようやくスタートラインに立てた気がしています。

これからの未来がとても楽しみです。
もっと美味しいジェラートを、もっと日常の中に届けていきます。

もちろん、かき氷もこれからも末永くよろしくお願いいたします。

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10年を振り返ってみると、
それはまさしく修行のような日々でした。

がむしゃらに、寝ずに頑張る💪
そんな毎日が続いていても、始めたばかりの頃は、体の疲れより「わくわく」が勝って、
アドレナリンで乗り切れてしまうものです。
若かったなぁ(笑)

今は、あれから10歳、年を重ねました。
さすがに昔のようには無理がききませんが、気持ちは今も変わっていません。

「なんでそんなに頑張れるんですか?」とよく聞かれるのですが…
答えはいつも同じです。

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商売だから「お客様第一」とか、
ペルソナを決めて…とか、
いろいろなビジネスの考え方はあるけれど、
山猫・富澤流の原点は、とてもシンプル。

たとえば、子どもが「ママ〜見て見て〜」って
嬉しそうに見せにくるあれ。
あの感じとまったく同じです。

「わぁ、すごいね!」って言ってもらえることが、ただただ嬉しい。
その、とても単純な気持ちが、ずっと根っこにあるんです。

“誰かのために”という一方通行ではなく、
“喜びを分かち合いたい”という気持ち。

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“誰かのために”という言葉は、たしかに素敵です。でも最近、ふと思うようになりました。

人を本当に喜ばせられるのって、
自分が夢中になっていることを
心を込めて続けているときなんじゃないかって。
そして、それを分かち合うこと。
それが私にとって、いちばんの喜びであり、自分の存在意義なのだと、はっきり思うようになりました。

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かき氷屋『山猫』として歩んできたこの10年。
もちろん楽しいこともたくさんありましたが、レシピが決まらなかったり、思うようにいかなかったり、悩む日々のほうが多かった気さえします。

それでも続けてこられたのは、
いつも「自分が納得できるかどうか」を大切にしてきたから。

妥協しない。諦めない。
ただそれだけを信じてきました。

何度も自分の中の声が聞こえました。
「今まで頑張ってきたのに? ここで妥協しちゃうの?」って。

……まぁ、実際には、
仕込みが大変すぎて朝までに終わらなかったり、
「なんでこんなに面倒なメニューにしちゃったんだろう?」と
毎回ツッコミを入れたりして(笑)
それも、今となっては懐かしい思い出です。

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でも今は、本当にありがたいことに、
優秀なスタッフたちが支えてくれています。

どんなに大変な仕込みでも、
みんなで助け合いながら乗り越えられるようになりました。
それだけでも、本当に幸せなことです♡

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私にとって「かき氷」は
ただの甘い食べ物ではありません。

季節を感じたり、
誰かの記憶にそっと残ったりする、
そんな“小さな特別”をつくれるもの。

だからこそ、
「これだ」と自分が思えるものでなければ、お出ししたくないのです。

“誰かのために”ではなく、
“自分が心から好きで、つくりたいと思えるもの”を。

そうして生まれたかき氷のほうが、
なぜかちゃんと、お客様の心に届いている。そう感じています。

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これからも『山猫』は、
かき氷とジェラートを通して、
自分の感覚と、季節の気配と、
そして小さなときめきを信じて、
ひとつひとつ、心を込めて、つくっていきます。

10年分の感謝を胸に、
また今日から、ここでお待ちしています。

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あっ、ちなみに——

10周年だからといって、
お花やプレゼントはどうかお気遣いなく。

その分、ぜひ山猫で
かき氷やジェラートを召し上がっていただけたら嬉しいです。

(ちなみに、今回の写真に写っているお花も
「持ってこないでね」とお伝えしたのに、
わざわざ届けてくださったもの。
添えてあるコメントがまた素敵で……
本当にありがとうございます。)

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最後に、もう一度。

この10年間、山猫を支えてくださったすべての皆さまへ。
心から、ありがとうございます。

これからも、どうぞよろしくお願いいたします。

—— 山猫 富澤奈美より